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オンド、株式トークンの流通網を拡大
現実の資産をブロックチェーン上で扱う「RWA(リアル・ワールド・アセット)」市場で、私募信用や米国債を裏付けとする商品の存在感が高まっている。暗号資産情報サイトのコインゲッコーによると、9月27日午前9時30分時点で、トークン化私募信用の時価総額は246億1000万ドル、トークン化国債は95億4000万ドルだった。
RWA事業を手がけるオンド・ファイナンスは22日、米国株や上場投資信託(ETF)、商品連動商品をトークン化して提供する「Ondo Stocks」の総預かり資産が10億ドルを超え、累計取引額が260億ドルを突破したと発表した。
同サービスは「near.com」と「NEAR Intents」で、テスラ、エヌビディア、アップル、マイクロソフト、アマゾンの株式や、QQQ、SLV、IAUなど計20商品から提供を始めた。NEAR Intentsを通じた流通範囲は30を超えるブロックチェーンネットワークに及ぶ。
ブラックロックのモデル戦略を採用
オンドは24日、米運用大手ブラックロックが開発したモデルポートフォリオ戦略に基づくオンチェーンのポートフォリオトークン3商品を発売した。高インカム型、分散成長型、高成長型で、利用できるのは米国外の適格投資家に限られる。
ブラックロックの役割は、投資配分の参考となるモデル戦略の提供に限定される。実際の投資判断や運用、トークン化、発行、流通、資産管理などをブラックロックが担うわけではない。
私募信用が最大、株式と不動産は下落
コインゲッコーの分類では、トークン化私募信用が24時間で3.1%増え、RWAの個別市場で最大となった。トークン化商品は53億4000万ドル、金は50億6000万ドル、マネー・マーケット・ファンドは33億5000万ドルだった。
トークン化株式は23億6000万ドルで24時間比1.2%減、トークン化不動産は1億1310万ドルで0.3%減だった。RWA関連プロトコルの暗号資産は合計144億3000万ドルで、0.1%下落した。各カテゴリーには重複する資産があるため、単純に合算することはできない。
RWA関連トークンの週間騰落率は、セントリフュージが35.2%上昇、プルームが28.4%上昇、オンドが27.9%上昇、チェーンリンクが14.1%上昇した。一方、メイプル・ファイナンスは0.7%下落した。
トークン化米国債、保有者は増加
RWA.xyzが26日に集計したトークン化米国債ファンドの総分散価値は149億4000万ドルで、30日前から6.95%減少した。対象は108ファンド、25資産で、保有者数は8万4841人と1週間で4.20%増えた。
発行元別では、オンドが11資産、29億ドルで最大となり、フランクリン・テンプルトンのBenji Investmentsが4資産、25億ドルで続いた。主要商品ではサークルのUSYCが24億ドル、オンドのUSDYが22億8000万ドル、ブラックロックのBUIDLが22億4000万ドル。フランクリン・テンプルトンのiBENJIは17億2000万ドル、ウィズダムツリーのWTGXXは12億3000万ドルだった。
機関投資家向け融資の担保にも
暗号資産金融会社ギャラクシー・デジタルは23日、自己資金で1億ドル相当の利回り型トークン化ステーブルコイン「sUSDS」を取得し、企業の財務資産に組み入れた。機関投資家向け取引事業の担保としても承認した。数量を公表していないSKYトークンも取得した。
同社の機関投資家向け事業における平均融資残高は14億ドル。2026年6月30日時点の現金とステーブルコインの保有額は約25億ドルだった。
数値はいずれも集計時点のもので、カテゴリーやデータ提供元によって対象範囲が異なる。トークン化商品は発行の仕組み、購入資格、適用規制が商品ごとに異なり、元本割れの可能性もある。本記事は市場動向を整理したもので、投資を勧めるものではない。
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