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TWICEがワールドツアー最終章をアナログ盤に収録
韓国の9人組ガールズグループTWICEが、世界ツアー「THIS IS FOR」のソウル最終公演を収録したスペシャルバイナル(アナログレコード)を発売する。所属事務所のJYPエンターテインメントは、ライブ音源を収めた「TWICE Special Vinyl WORLD TOUR FINALE in SEOUL - LIVE」を10月16日午後1時に公開すると発表した。
今回の作品には、ソウルで行われたツアーファイナルのステージで披露された楽曲のライブバージョンが収録される。近年、音楽配信サービスが主流となる一方で、K-POPではコンサートの記憶を形として残す限定盤やアナログ作品への関心も高まっている。ファンにとっては単なる音源ではなく、その場の空気や感動を追体験するためのコレクターズアイテムとして位置づけられている。
TWICEは2015年のデビュー以来、韓国だけでなく日本、北米、アジア各地域で活動を広げてきた。今回のLPは、グループが積み重ねてきた約11年間の歩みを、ライブという形で記録する意味を持つ作品となる。
ソウルKSPOドームで迎えたツアーの締めくくり
「THIS IS FOR」の最後を飾ったソウル公演は、7月10日から12日までの3日間、ソウル市松坡区のKSPOドームで開催された。韓国の大型音楽公演で多く利用される会場で、今回は360度全方向から観覧できるステージ構成が採用された。
通常のコンサートでは正面にステージを配置する形式が多いが、360度開放型のステージでは客席全体との距離感を縮め、会場全体を演出空間として活用できる。TWICEは長年応援してきたファンとの一体感を重視したステージ作りを行った。
最終日の公演はオンラインライブ配信サービス「Beyond LIVE」を通じて世界にも届けられた。韓国発のオンラインコンサート文化は、新型コロナウイルス禍以降に発展し、現在では海外ファンが現地へ足を運べない場合でも韓国アーティストの公演をリアルタイムで楽しむ手段の一つとなっている。
今回のLP発売によって、当日会場やオンラインで公演を見たファンはもちろん、後からTWICEの活動を知った世代にも、ツアー最終日の雰囲気を共有できる機会が生まれる。
81公演を駆け抜けた6度目のワールドツアー
「THIS IS FOR」はTWICEにとって6回目となるワールドツアーだった。アジア、オセアニア、北米、欧州を含む44地域で81公演を展開し、世界規模で活動するK-POPグループとしての存在感を示した。
今回のツアーでは、日本での展開も大きな節目となった。TWICEは海外アーティストとして初めて東京・国立競技場のステージに立った。また、香港カイタック・スタジアムでの単独公演も、K-POPガールズグループとして初の開催となった。
観客動員数では、日本公演が64万人、北米公演が55万人に達した。特に北米での動員規模は、K-POPガールズグループとして過去最大規模とされる。韓国発の女性アーティストが、日本や米国を含む主要音楽市場で大規模な会場を埋める流れは、K-POP産業の国際化を象徴している。
TWICEの場合、日本人メンバーの存在も日本市場との結びつきを強めてきた要素の一つだ。韓国でデビューしたグループでありながら、日本語楽曲の発表や日本での活動を継続し、日韓双方のファン層を築いてきた。
日本市場で広がるTWICEの存在感とK-POP文化
日本においてTWICEは、単なる海外アーティストという枠を超えた存在となっている。日本の音楽市場では長く国内アーティストが中心的な役割を担ってきたが、近年はK-POPアーティストのライブ、アルバム販売、ファンコミュニティの広がりが目立っている。
今回、日本公演で64万人を動員したという規模は、韓国発アーティストが日本の大規模会場で継続的に支持を得ていることを示す一例となる。日本のファンにとって、韓国語の楽曲や韓国独自のステージ演出を楽しむことは、音楽だけでなく韓国文化に触れる入り口にもなっている。
また、バイナル盤の発売は日本の音楽ファンにもなじみのある動きだ。日本ではアナログレコード市場が再び注目され、限定盤や記念盤を所有する文化が広がっている。TWICEのライブLPも、デジタル配信では得られない所有体験を求めるファン需要と結びつく可能性がある。
一方で、今回発表された内容だけでは、日本国内での販売規模や具体的な流通展開については明らかにされていない。そのため、日本市場への影響については、今後の販売動向やファンの反応を見る必要がある。
K-POPライブ産業が示す新たな音楽ビジネスの形
TWICEのワールドツアーは、現在のK-POPビジネスが音楽配信だけではなく、ライブ、公演映像、限定商品、ファンコミュニティを組み合わせた総合的な産業へ発展していることを示している。
韓国の芸能事務所は、アルバム発売を単なる楽曲提供ではなく、ファンとの接点を作るイベントとして展開してきた。写真集や特典付きアルバム、限定グッズ、オンラインイベントなど、多様な形でファンが作品に参加できる仕組みを整えている。
今回のライブLPもその流れの中にある。コンサートは一度きりの体験だが、映像や音源、記念商品によって長期間共有できるコンテンツへ変化する。世界各地にファンを持つアーティストにとって、ライブ後の展開は新たな価値を生む重要な要素になっている。
TWICEはデビューから11年を迎え、メンバー個人の活動とグループ活動の両方を展開しながら、長期的なブランドを築いてきた。今回のLP発売は、その歴史を振り返るだけでなく、次の世代へ活動記録を残す意味も持つ。
世界のファンが共有するTWICEの次なる展開
「THIS IS FOR」は、TWICEが韓国国内の人気グループから、世界市場で活動するアーティストへ成長した過程を示すツアーとなった。日本、北米、アジア、欧州をまたぐ活動は、K-POPが特定地域の流行ではなく、国境を越えた音楽市場の一部になっていることを表している。
今回のスペシャルLPは、ソウル最終公演という一つの節目を記録する作品だ。ライブ会場で声援を送ったファン、オンラインで参加したファン、そしてこれからTWICEを知る新しいリスナーにとって、それぞれ異なる形でグループの歴史に触れるきっかけになる。
韓国の音楽産業では、長期間支持されるグループをどのように育て、世界のファンとの関係を維持するかが重要なテーマになっている。TWICEの今回の展開は、その一つの事例として今後も注目されそうだ。
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