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料理人たちの競争と再生を描く
韓国の俳優アン・ヒョソプ(31)が22日、ソウル市九老区のホテルで開かれたJTBCの新ドラマ「ファイナルテーブル」の制作発表会に出席し、デビュー後初となるシェフ役への準備について語った。ドラマは24日午後10時40分から韓国で放送される。
物語の舞台は、最高の韓国人料理人を選ぶ大会「ザ・テーブル Kシェフ2026」。世界各地で活躍してきた韓国人シェフたちが腕を競い、それぞれが抱える事情や人生が明らかになっていく。ドラマ「太陽を抱く月」「ロイヤルファミリー」などを手がけたキム・ドフン監督が、脚本と演出を兼ねる。
「白と黒のスプーン」から表情や動きを研究
アンが演じるカン・ハンは、謎に包まれた天才料理人。海外のレストランを渡り歩いて名を上げたものの、25年間にわたり姿を隠していた。閉店の危機にあるレストラン「ファミリア」の新オーナー、チェ・ソンイと偶然出会い、店のヘッドシェフとして大会に挑む。
アンは「専門職なので、隙があってはいけないと思った」と説明。包丁や中華鍋の扱い、盛り付けまで説得力を持たせるため、短期間ながら集中的に練習したという。練習で使った野菜を捨てるのが惜しかったと振り返りつつ、Netflixの人気料理サバイバル番組「白と黒のスプーン ~料理階級戦争~」や「マスターシェフ」などを参考に、料理人の表情や身ぶりを研究したと明かした。プロの料理人に共通する印象として「落ち着き」を挙げ、役を本物らしく見せる方法を考え続けたという。
ライバルのスターシェフ、チャ・ウジンを演じるチャン・リュルも、撮影前の約2カ月間、毎朝2時間ほど現役シェフから包丁や中華鍋の使い方を学んだ。「今では食材の下ごしらえに自信がある」と冗談を交えながら、アンについては「自分よりはるかに練習していた」と称賛した。
料理を通じた心の癒やしに焦点
ファミリアを守ろうと奔走するチェ・ソンイ役はホン・ファヨン、料理大会番組の統括プロデューサー、ソン・ジョンウォン役はチョン・ユジンが務める。ホンは、善良で誠実なソンイが成長していく姿に魅力を感じたといい、作品を、つらい人生から感動と慰めの涙へつながる「塩味」に例えた。チョンは、個性豊かな登場人物が調和する「ビビンバのような作品」と表現した。
アンはドラマの味わいを、忙しい母親が作り置いてくれたチャンチグクス(温かいだしで食べる韓国の麺料理)になぞらえた。「華やかでも完璧でもないが、母の真心が込められた温かい食卓のようなドラマ」とし、視聴者が大切な人を思い出し、一緒に食事をしたくなる作品になればと語った。
キム監督が作品を構想し始めたのは2014年。料理人の仕事と人生への関心から企画を育ててきたという。「白と黒のスプーン」との比較については意識していると認める一方、料理の技術や勝敗よりも、料理人が「なぜ料理を作るのか」に焦点を当てた点が異なると説明した。料理人たちが食を作りながら葛藤や絶望を乗り越え、自らを癒やしていく過程を描く作品だとしている。
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