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ステーブルコイン発行大手が手数料・収益をけん引
暗号資産のデータサイト「DefiLlama(ディファイラマ)」の週間集計によると、2026年10月2日時点で、直近7日間の手数料はステーブルコイン「USDT」を発行するTetherが1億540万ドルで首位だった。前の7日間から12%減ったものの、手数料の全額が収益として計上され、最大規模を維持した。
「USDC」を発行するCircleも、手数料と収益がそれぞれ4350万ドルで2位。こちらも前週比12%減だった。ここでいう手数料は利用者が支払った総額、収益はそのうちプロトコルやトークン保有者に帰属する分を指す。
3位はソラナ基盤の分散型取引所(DEX)PumpSwapで、手数料は前週比33%増の3210万ドル、収益は360万ドルだった。新規トークンの発行と初期取引を支援するソラナ上の「pump.fun」も、手数料1530万ドル、収益1120万ドルと36%伸びた。
一方、デリバティブ取引のHyperliquid Perpsは手数料1330万ドル、収益880万ドルで、前週比37%減。Robinhood Chain上のローンチパッドPons V2も、手数料が1780万ドルから1040万ドルへ42%減少した。Uniswap V4は2050万ドルで4%減、予測市場Polymarket USは2000万ドルで20%増だったが、いずれも今回の集計上の収益はゼロだった。
Mapleは約3倍、USD AIも急増
直近7日間の手数料が20万ドル以上で、前の7日間から50%超増えたプロジェクトでは、融資サービスのMapleが最大規模となった。イーサリアムとオフチェーンで展開し、手数料は130万ドルから380万ドルへ196%増えた。
アービトラム上の実物資産関連プロジェクトUSD AIは、2000ドルから340万ドルへ1781.7倍に急増。THORChainとビットコインを基盤とするTHORChain DEXも、19万2000ドルから230万ドルへ11.9倍となった。
実物資産関連のTether Goldは120万ドル、ソラナのDEXであるSanctum Infinityは68万6000ドルで、それぞれ新規にランク入りした。このほか、ステーブルコインを扱うSaturnが190%増の100万ドル、Baseとアービトラムのローンチパッドclankerが3.3倍の45万9000ドルとなった。
チェーン別ではソラナ、直近の勢いはアービトラム
TetherやCircleなど発行会社のオフチェーン手数料を除き、実際に手数料が発生したブロックチェーン別にみると、ソラナが24時間で1950万ドル、30日間で4億8440万ドルと最大だった。イーサリアムはそれぞれ1650万ドル、3億6870万ドルで続いた。
足元の活動の集中度ではアービトラムが目立つ。24時間の手数料は270万ドル、30日間では2090万ドルにとどまるが、直近1日分を30日間の日平均と比べた「最近集中度」は3.9倍と、主要チェーンで最も高かった。ソラナは1.2倍、イーサリアムは1.3倍だった。
高利回りとプロトコル収益は別の指標
預入額1000万ドル以上の流動性プールでは、イーサリアム上のUniswap V3「AAVE-WETH」が年率36.41%、30日平均47.55%、預入額1350万ドルだった。ソラナ上のRaydium「WSOL-USDC」は年率35.17%、30日平均107.10%、預入額3670万ドルとなった。
ただし、年率は預金者が受け取る条件であり、プロトコルが得る手数料とは性格が異なる。手数料の急増も、プロジェクトの安全性や収益の持続性を保証するものではない。特に新興サービスは数値が大きく変動しやすく、今回の統計は投資判断を勧めるものではない。
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