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ウクライナ大統領の国連演説で明らかに
ウクライナのゼレンスキー大統領は23日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた国連総会の演説で、ウクライナ軍が拘束した北朝鮮兵の捕虜2人を最近、韓国に送ったと明らかにした。
韓国政府は発言内容を否定していない一方、対応は慎重な姿勢を示している。外交部は個別の身柄処理の有無や時期、経路、両国間の具体的な協議内容について確認は難しいとしており、大統領府も同様の説明を報道機関に伝えた。
韓国とウクライナは非公開で協議
韓国政府とウクライナ側は、南北関係や韓ロ関係への外交的影響、捕虜本人や家族の安全などを考慮し、送還事実を公表しない方向で調整してきた。両国は水面下で数十回にわたり協議を進め、非公開で処理することで認識を共有していたという。
韓国政府は、ゼレンスキー大統領の演説に関連内容が含まれる可能性について事前に伝えられ、「韓国への送還を公開することはできない」との立場を説明していたと明らかにした。しかし、実際には演説で公表され、非公開方針を維持してきた韓国側には戸惑いが広がった。
韓国大統領府の高官は24日(現地時間)、メキシコで開いた記者説明で、ウクライナ側から事前に関連する可能性の情報は受けていたものの、どのような表現になるかは明確ではなかったと説明した。また、非公開で進めることが迅速かつ安全な対応につながるとの考えから協議していたが、ゼレンスキー氏の発表によって従来の合意とは異なる形になったと述べた。
一方で、韓国政府は対応の基準について、人権や人道、関連する国際法・国内法に基づくものだとしており、別の政治的な意図によるものではないと説明している。
韓国内では与野党が反応
韓国国会では24日、野党・国民の力の柳容源(ユ・ヨンウォン)議員が記者会見を開き、北朝鮮兵捕虜2人が数日前に無事韓国へ到着したと把握していると述べた。政府が受け入れたことについては評価しながらも、重要な事案が韓国政府の公式発表ではなく、ゼレンスキー大統領の発言を通じて先に知られることになった点については問題を指摘した。
李在明(イ・ジェミョン)大統領は24日、SNSのX(旧ツイッター)で、北朝鮮兵捕虜の国内送還は外交・安全保障や朝鮮半島情勢に大きな影響を及ぼす非常に敏感な問題だと説明した。そのうえで、公表によって生じる問題を考慮すれば非公開が適切であり、そのように合意していたと主張した。
与党・共に民主党の申賢英(シン・ヒョニョン)報道官は25日、今回の公表について、両国間の信頼を損ない、安全保障面でも危険な行動だとして遺憾を表明した。捕虜本人の生命や安全だけでなく、北朝鮮に残る家族や朝鮮半島情勢も考慮が必要な問題だとして、身辺保護を徹底するよう求めた。
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