韓国の医療機関サイバー被害114件、約9割がランサムウェア攻撃

韓国の医療機関サイバー被害114件、約9割がランサムウェア攻撃

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医療機関へのサイバー攻撃、6年余りで114件

韓国の保健福祉部が最大野党「共に民主党」の全鎮淑(チョン・ジンスク)議員に提出した資料によると、2020年2月から2026年5月までに医療機関で発生したサイバー侵害事故は114件に上った。

このうちランサムウェアによる被害は102件で、全体の89.5%を占めた。また、金銭を要求されたケースは104件で、91.2%に達した。

被害は診療所や病院に集中

規模別では、診療所で発生した事故が49件で最も多かった。病院の43件を合わせると92件となり、全体の80.7%を占める。総合病院では17件、上級総合病院では5件が確認された。

発生件数を年別に見ると、2020年2月から12月までに13件、2021年に21件、2022年と2023年にはそれぞれ23件が発生した。2024年は14件、2025年は11件、2026年は5月までに9件が集計された。

患者情報流出やシステム停止の懸念

ランサムウェアは医療機関のシステムやデータを暗号化し、利用できない状態にした上で復旧と引き換えに金銭を要求する悪質なプログラムだ。今回確認された114件のうち、ランサムウェア以外の事故は12件だった。

具体的な被害例として、2026年4月には釜山の診療所でネットワーク侵入により患者情報や売上情報が大量にダウンロードされた。同年5月にはソウルの診療所で業務用コンピューターのデータがダークウェブ上に公開されたほか、2025年7月には京畿道の病院で医療システムのデータベースファイルが削除された事例も確認された。

医療機関のシステムには診療記録、検査結果、処方内容など患者の重要な個人情報が保存されている。システムが停止すれば、検査結果の確認や薬の処方など通常の診療に支障が出る可能性がある。

監視サービス利用施設では侵入成功例なし

韓国社会保障情報院は、民間医療機関向けにサイバー侵害を防ぐためのセキュリティ監視サービスを運営している。加入医療機関は59施設で、このうち連携準備中などの15施設を除く44施設が集計対象となった。

対象施設では4万9507件のハッキング試行が検知されたが、実際に侵入に成功した事例は確認されなかった。全議員の事務所はこの結果を踏まえ、サービス加入の拡大と支援強化の必要性を指摘した。

Source: Original Korean article - Trendy News Korea

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