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ステーブルコイン大手が手数料上位
分散型金融(DeFi)のデータを集計するDefiLlamaによると、2026年10月30日時点の直近7日間の手数料は、ステーブルコイン発行大手のテザーが1億2060万ドルで首位だった。全額がプロトコルやトークン保有者に帰属する「収益」として計上されたが、前週比では2%減った。USDCを発行するサークルは手数料、収益とも4770万ドルで、同3%減だった。
3位はソラナ上の分散型取引所PumpSwapで、手数料は2000万ドル、収益は240万ドル。前週から10%減少した。予測市場Polymarket USは1880万ドル、暗号資産デリバティブのHyperliquid Perpsは1430万ドルだった。後者の収益は1090万ドルで、手数料は前週比23%減となった。
新規トークンの発行と初期取引を支援するソラナのpump.funは、手数料1210万ドル、収益870万ドル。イーサリアムの流動性ステーキングサービスLidoは1120万ドルで、前週比1%増だった。
Uniswap V3が61%増
分散型取引所Uniswap V4の手数料は1020万ドルと前週比6%増えたが、収益はゼロだった。Uniswap V3は前週の600万ドルから960万ドルへ伸び、上位プロジェクトで最大となる61%増を記録した。収益は210万ドルだった。
ポリゴン上の予測市場Polymarket Internationalは、手数料830万ドル、収益420万ドルで、前週比12%増えた。手数料は利用者が支払った総額、収益はそのうちプロトコルやトークン保有者に帰属する部分を指すため、両者には差が生じる。
Aethirが新規浮上、小規模案件は急変
直近7日間の手数料が20万ドル以上で、前週から50%超増えたプロジェクトでは、アービトラムの開発者向けツール分野に属するAethirが新たに登場した。前週のゼロから390万ドルに増え、急上昇組で最大の手数料となった。
イーサリアムのブロック構築関連プロジェクトBeaverBuildは7000ドルから260万ドルへ373.5倍に拡大した。実物資産を扱うアービトラムのUSD AIは4万8000ドルから190万ドルへ38.8倍、分散型取引所Aero Slipstreamは11万2000ドルから160万ドルへ14.5倍となった。
このほか、Liquity V2は14.1倍の63万6000ドル、Genius.funは8.9倍の23万8000ドル、Bankrは4.8倍の32万7000ドルだった。Hyperliquid L1は4.1倍の36万8000ドル、Midas RWAは4倍の90万5000ドルを記録した。Saturnも直前のマイナス計上から62万8000ドルとなり、新規登場として扱われた。
短期活動はイーサリアムに集中
ステーブルコイン発行会社などのオフチェーン手数料を除いたチェーン別集計では、イーサリアムの24時間手数料が2720万ドル、30日間では3億5910万ドルだった。24時間分が30日間の日平均の何倍に当たるかを示す「直近集中度」は2.3倍で、対象8チェーンのうち最も高かった。
ソラナは24時間1260万ドル、30日間4億5580万ドルと30日総額ではイーサリアムを上回ったものの、直近集中度は0.8倍だった。ハイパーリキッドは24時間760万ドル、30日間1億7240万ドルで1.3倍。ロビンフッド・チェーンは300万ドル、9600万ドルで0.9倍だった。
BNBチェーンは24時間290万ドル、ベースは250万ドル、ポリゴンとトロンはそれぞれ120万ドルだった。直近集中度はBNBチェーンが1.0倍、ベースが1.3倍、ポリゴンが0.9倍、トロンが1.1倍となった。
高利回り表示には注意も
預かり資産が1000万ドル以上の流動性プールでは、イーサリアム上のUniswap V3「WETH-USDT」の表示年利が632.48%に達した。30日平均は29.45%、預かり資産は8660万ドルだった。「USDC-WETH」は年利358.32%、30日平均19.02%、預かり資産5270万ドルだった。
ただし、年利は資金を預ける利用者側の条件で、プロトコルが得る手数料とは異なる指標だ。手数料の急増も、プロジェクトの安全性や成長の持続性を保証するものではない。特に新しいプロジェクトは数値が大きく変動しやすく、公開データは投資判断とは切り分けて見る必要がある。
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