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大型グループの復帰で販売回復
韓国の音楽チャート「サークルチャート」で、今年のK-POPアルバム販売量が3年ぶりに1億枚を超える見通しとなった。音楽専門データジャーナリストのキム・ジヌ氏が27日、分析資料「2023~2026年のフィジカルアルバム形態のトレンド分析」で明らかにした。
今年1~9月のアルバムチャート上位400作品の累計販売量は、前年同期を760万枚上回った。年間販売量は2023年の1億1577万枚をピークに、2024年が9328万枚、2025年が8638万枚と減少していたが、今年はBTSなど大型グループの活動再開に加え、新しい形態の「プラットフォームアルバム」が普及し、市場が再び上向いている。
CDから「持ち歩けるグッズ」へ
プラットフォームアルバムはCDを収録せず、QRコードやNFCを通じて音楽や関連コンテンツを楽しむ商品だ。「Nemo」「KiT」などの名称で販売され、形状も多様化している。NCT WISHはキーホルダー型、IVEはぬいぐるみ型、DAY6はインイヤーイヤホン型の商品を発売した。
ストリーミングが音楽視聴の主流となり、CDプレーヤーを使う機会が減るなかでも、ファンの「アルバムを所有したい」という需要は根強い。身に着けたり持ち歩いたりできるグッズ型の商品は、ファン以外の購買意欲も刺激し、販売増と芸能事務所の収益性改善につながっていると分析されている。
販売比率17.8%、高付加価値商品に
上位400作品の総販売量に占めるプラットフォームアルバムの割合は、2023年の11.3%から今年9月時点で17.8%へ上昇した。年間販売量も2023年の1300万枚から昨年は1580万枚に増えた。
平均出荷価格は2023年の8740ウォンから今年9月までの累計で1万1305ウォンとなり、29.3%上昇した。1枚当たりの単価はCDアルバムより高く、単なるCDの代替品ではなく、高付加価値商品として存在感を強めている。
環境意識も普及を後押し
CDを使わないことから、プラスチック削減につながる点も注目されている。キム氏は、ESGへのファンの意識が高まったことも、ここ数年の急成長に影響したとみる。当初は新しい形態への抵抗感があったものの、CDの環境負荷が指摘されるなかで市場に定着しつつあるという。
キム氏は、現在2割近くまで伸びた市場占有率が近く3割に達し、CDと本格的に競う時代が来ると予測。K-POP産業は販売枚数を競う段階から、商品単価や収益性を重視する市場へ移りつつあると分析している。
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